Path of MistyWind

紅茶とゲームが大好きな関西のエンジニアのひとりごと

卒研の話

ウチもブームに乗っかって(?) 卒研について語ってみたいと思う。

っていうか、 自分で一回文字にでもしてみないと 最近ふわふわしてるからw

ウチがやろうとしてるのは、 Webデザインと情報伝達性の 関係についてです。

デザインが 情報構造をより明確にし、 伝達性を助ける効果があるのは 経験的に分かっている事です。

例えば、見出しと本文が 全く同じ文字の大きさで 行間も同じだとしたら、 読んで意味を理解するまで 文の構造が分からないけど、

見出しの文字だけ大きかったり、 見出しの下の行間だけ 広めに取ってあったりすると、 例え読めない言語でも 文成分の区別がつくようになる訳です。

DTPにおいては、 そういうデザイン技術を駆使する事で より情報を伝えやすくしている。

しかし逆に装飾性は、 情報を埋もれさせてしまう効果も あったりする。

仮説としては、 やらなすぎと やりすぎの間に 適度な位置があると思ってて、

初めはその「適度な位置」の アナログ上とデジタル上の違いを (DTPとWebデザインの違い) しようかと思ってたんですが、 そこからは方向性が変わって…

るのか、 実は自分もよくわかってないんですが。 (かなり駄目だ…)

Webデザイン上のデザイン要素を 意図的に操作して、 それで視線がどう変わるか… を今はやろうとしてます。

視線の動き=無意識的な動き だと思われるので、 それでデザイン要素が 無意識的に情報構造を伝えているか が分かるはず…という考え。

もちろん、 実験は視線だけでなく 課題も出さないといけない。 視線だけじゃ理由付けしにくいから… たぶん。 先行研究がそんな感じだ。

ただ、こないだ先輩に 最終的にはどういう結果が出てほしいの? って聞かれた時に 迷ったっていうか、 何だかまだまとまってないなって 自分で思ったw

実験は 出てほしい結果があって、 それが本当に出るかどうか 確かめるため?にやるんですよね。

実験は手段であって目的ではない。

ぼんやりとは、

経験的に培ってきたデザインの技法は Webデザインにもそのまま適用し得るのか とか、

装飾性の「適度さ」という 経験的なものを数値的に出してみる とか、

こういう情報を伝えたい時、 こういうタスクをする場合、 このデザインの方がより効果的 とか、

結果が出たらいいなーなんて思っても、 実際は 「結局デザインってセンスでしょ」 って言われたら終わりそうなもん ばっかなんだよね。

でも、なんか あの綺麗なだけで 使いにくいWebサイトという存在に 理論的に理由を一つつけてやりたい とかいう訳分かんない意思が…w

方向転換…すべきなのか…。

正直、先行研究は それなりに読んでるので、 派生させた研究なら幾つか思いつく。 (それが実際研究になるかは分からないけど)

けど、 デザインにこだわるとなると まだしばらく迷走しそうです。

とりあえず、 バナーブラインドネスの話が 結構似ている方面らしいので、 その論文を読もうとしている所。

バナーとちょっと違うのは、 この研究はバナー自体に どうやったら注意を向けられるか? (その為にデザインはどうするか?) というものが大体やけど、

ウチがやろうとしてるのは、 情報構造の明確化における デザインの使用なので、

あるものに注意を向ける というよりは、 いかに全体を構造化するか って感じ。

とはいえ、 デザインに関する実験という事で 手法は応用できそうなので 読もうとしています。

あと、視線追跡関係の論文も。

そんで、 banner blindnessもeye trackerも 英語の論文の方が活発な分野らしいので、 ここの所 英語でひーひー言ってます。

…という感じ。卒研w

7月入っちゃったし、 このまま迷走するわけには… いかないのだが…。

課題設定が…あぁどうしようか…。